淀川の中流域から流れ出す支流「神崎川」でのバス釣りについて
安威川・番田水路も含んだ神崎川について、ご紹介したいと思います。
高槻・茨木・吹田などの番田水路や安威川と合流する神崎川。
特に淀川との合流点「魔の水門」は有名ポイントですね。
この狭い川幅の支流は、淀川からの水を神崎川に運ぶため、とても速い流れを要します。
特に大雨や台風などの後はまともな釣りにならないことも・・
また、河川公園として地域の方の憩いの場としても人気で、
犬の散歩、ウォーキング・ランニング、サイクリングの方が往来しています。
そんな神崎川での注意事項から確認していきましょう!
神崎川で釣りをする上での注意事項
・ゴミを捨てない(どのフィールドでも心がけましょう)
・進入禁止、釣り禁止の場所ではルールを厳守する
・見た目とは違い、想像以上の流れの速さのため、落水には細心の注意を
・通行人多数のため、キャスト時は周囲の確認を怠らない
・狭い川幅のため、対岸にキャストが届くことも。危険なキャストはしない。
神崎川の特徴
そんな神崎川の特徴を表すキーワードをあげるとすれば、以下の3つです。
- 潮の干満
- 流れの強弱
- 水温
大きな川の淀川と比較し、神崎川は1日での川の状況変化がとても多く、
潮の干満によって、水位が1日でかなり変わります。
大潮の日にはシーバスが水門まで遡上してくる事も!
魔の水門近くの小ワンドでの写真
もともと底が浅めの場所ですが、岸壁には複数の水位の後が確認できます。
いつも一定の水位というよりは、状況に応じてかなり変化をしていることが伺えます。
また、びっしりとウィードが生えていることも確認できます。
水位・流れの強弱の変化が多く、岸壁である。
とすれば、バスはウィード周辺に身を寄せていたり、
逃げ込んでいるベイトフィッシュを探し回る姿が想像できますね。
川幅が小さいと、水温は温まりやすいです。
特に夏場は高温になりやすいですが、強めの流れによりある程度水温の上昇が抑えられています。
神崎川のメインは冬だと言う人も多いほど、冬の実績場として有名です。
都心部を流れる小さい川のため、温排水の流れ込みや、冬の冷たい風による水温の低下が抑えられる傾向にあります。
実際に、神崎川の有名ポイントを冬に見に行くと、一箇所だけウィードがびっしりと生えていたりします。
神崎川でオススメのルアー
色々と特徴がわかってきた、神崎川ですが、
気になるのは、その攻略ルアー。速い流れで活きるルアーをセレクトしていきましょう。
O.S.P ドライブシャッド
流れに対応するベストマッチなルアーは、やはりシャッドタイプ。
大きめで、ウェイテッドタイプのフックでのリグにより、飛距離・流れの攪拌・カーブフォールなど多彩に操ることができます。
個人的にはこのリグでの釣果が一番多く、バイト時の気持ち良さもたまりません。
DEPS バルビュータ
流れを活かすなら、クロー系ワーム。
特に、DEPSのバルビュータはコンパクトなサイズ感の割に、全体がリブ構造でよく動きます。
ボディー全体の振動を最薄の爪の部分へ伝えます。
重めのスモラバ、軽めのラバージグとの相性が抜群で、流れに乗せながらのカーブフォール時や、
フォール後にウィードに隠れる甲殻類を演出すると、サイズを問わずバイトが集中します。
ゲーリーヤマモト レッグワーム
コンパクトなボディサイズに似合わないアピール力。というより、キモはバスの本能を一番刺激するサイズ感とシルエットかもしれません。
重めのダウンショットで、強い流れの水中を漂うベイトフィッシュを演出すれば、釣れる理由がすぐにわかると思います。
神崎川に限らず、持っておきたい切り札的なワーム。
JACKALL ワムワム
小さい、多少ウェイト有り、甲殻類シルエット。
これだけでも釣れる要素がたっぷりですが、さらにありがたいのは、通称赤パッケージと呼ばれるワンコインである事。
ダウンショットや、スピニングのノーシンカーでも強い流れの中でも楽しめます。
一誠 スパテラ
細身のワームながら、パドル部分が水を攪拌してくれます。
見た目通り小バスハンターなシルエットですが、サイズを9.8incまであげるとビッグバスハンターにも。
ダウンショット、スプリット、テキサスと多彩なリグに合うため、サイズ違いで持っておいて損はないワーム。
神崎川釣行まとめ
釣りに行く前から、天気や潮の干満をチェックして、万全の準備を整えておきましょう。
ルアーは、流れを上手に活かす、もしくは底まで沈められるものを準備しておくと◎
周囲への配慮を怠らず、安全で楽しい釣行を!